キッチンの飾り棚の採用を考えていらっしゃる方、高さはどうしようか、やっぱり吊り戸棚にしようか、悩みますよね。
本記事では、飾り棚のメリット・デメリットと、検討したいポイントをご紹介します。
後悔しないためにも、特に「デメリット」「検討ポイント」をしっかり確認しましょう。
飾り棚とは?
収納と展示、両方の目的を兼ねる棚のことをいいます。
玄関や居間、キッチンなどに置かれます。
壁に固定したものや、間仕切り兼用の棚を指すこともあります。
本記事では、キッチンの壁に取り付けるタイプの飾り棚についてご紹介します。
【筆者宅も採用!】メリット
3つのメリットをひとつずつご紹介します。
手の届きやすい位置に設置できる
吊り戸棚があるけど、台に登らないと届かない……。
「台に登る」というワンアクションが必要だと、次第に使わなくなることもありますよね。
飾り棚なら、カップボード上の低い位置に設置しても、圧迫感がありません。手の届きやすい位置に設置することができます。
インテリアとして使える
季節もののアイテムや植物を飾ったり、普段から使っているマグカップやコーヒーミルを置いてみたり。
キッチンがおしゃれな空間になります。
賃貸でも取り付けられる
賃貸だけど、飾り棚を取り付けられるのかな?
細いピンで金具を固定するタイプであれば、賃貸でも取り付けできます。
このように、複数本の細いピンで固定金具を取り付けます。そして、その固定金具に棚板を引っかけます。
画鋲程度の穴しかあきません。
無印良品の「壁に付けられる家具棚」がこのタイプの取り付けです。
【後悔しないために要確認!】デメリット
続いて、デメリットを3つご紹介します。
取り付けてから「こんなはずじゃなかった……。」ということにならないように、チェックしましょう。
ホコリや油汚れなどがつきやすい
飾り棚には扉がないため、どうしてもホコリや油汚れがつきやすいです。
毎日は難しいと思いますが、こまめに掃除するしかありません。
地震対策しづらい
吊り戸棚と違い、扉がありません。
大きな地震が起こると、モノが落ちたり、前に飛んだりする可能性があります。
重いものや壊れやすいものは、置かないほうが安全です。
とはいえ、せっかくの飾り棚ですから、花瓶等を飾りたい方もいらっしゃると思います。
そんな方にオススメなのが、転倒防止グッズです。
こちらは、ミュージアムジェルです。
花瓶や置物の底に、丸めたジェルを貼り付けて使用します。
実際に美術館等で使われています。
他にも耐震ジェルマットや、ひっつき虫という商品もあります。
しかし、高価ですが、様々な方向の揺れに強いミュージアムジェルが最もオススメです。
吊り戸棚より収納力が低い
たくさん収納したい方には、飾り棚は向きません。隠せない分、吊り戸棚より収納力が低いです。
隠せて詰め込める箱が欲しいという場合は、ブレッドケースがオススメです。
こちらは、towerのブレッドケースです。
縦にも横にも置くことができます。
検討したいポイント
飾り棚を取り付けるにあたって、検討しておきたいポイントが3つあります。
棚受けの種類
棚受けとは、棚板を固定するための取り付け金具です。
以下の種類があります。
- 一般的な(見える)棚受け
- 隠れる棚受け
- 見えない棚受け(差し込むタイプ)
筆者宅の棚受けは、ウッドワンのサンカクブラケットです。
家の他の箇所にもアイアンを取り入れているので、飾り棚の棚受けもブラックにしました。
棚板の大きさ
もちろん横幅も重要ですが、忘れてはいけないのが奥行きです。
置きたい物を決め、必要な奥行きを決めましょう。
小さな置物や本、お酒などを置きたい場合は、15cm程度の奥行きがあれば十分です。
大きい置物や食器、家電を置きたい場合は、奥行30cm程度必要です。
筆者宅の棚板は、横幅90cm×奥行30cmです。
(ウッドワンの仕上げてる棚板)
下段には、フルーツバスケット、レシピ本、マグカップ。上段には、お酒、季節の置物、スピーカーを置いています。
高さ
高いと、踏み台に昇るワンアクションが必要になります。逆に低いと、カップボードの家電と干渉してしまいます。
筆者は、身長が低いため、下段を床から150cmの高さに設置しています。手を伸ばせば物を取れる高さです。
カップボードの天板から測ると、63cmになります。
上段は、下段から14cmの高さに設置してあります。背を伸ばせば届きますが、季節の置物を替えるときは踏み台に登る必要があります。
まとめ
キッチンの壁に取り付けるタイプの飾り棚にフォーカスを当て、メリット・デメリット、検討したいポイントをご紹介しました。
筆者は小柄なため、吊り戸棚だと「台に登る」というワンアクションが必要になります。飾り棚であれば、低めの位置に取り付けても圧迫感がないため、採用しました。
楽しいおうち作り、後悔のないようにたくさん検討してください!
下段:よく使うモノ
上段:インテリアとして使用
このように有効に活用することができます。